はじめに。看護過程を学ぶ看護学生さんへ
看護過程で悩むポイントは共通しているので、それに対する対処法を私なりにまとめてみました。
時短術・楽ちん・テンプレはありません。
急がば回れ。
限られた時間の中で学習に取り組むのは重々承知していますが、結局は、事前準備・事前学習で基礎を固めること。
それが適切な看護問題の抽出・計画立案につながると感じています。
それでは、日々学生さんと接する中で感じた、
お悩みポイントと対策について書いていきたいと思います。
対策① 実習要項を読み込みましょう
- 実習要項で何を求められているか
- 学校としてどんなことを学んでほしいか
これらをしっかり把握することが重要です。
要項を読み込んで何を求められているかを把握すると、その後の学習を効率よく進めることができます。
また、課題の意図に合っていないなどの理由で指導を受ける機会も減るかと思います。
学校や実習先によって独自の決まり事もあるかと思いますが、求められていることに応えられるよう心がけると良いです。
対策② 事前学習は大事です
要項を読み込んだら、事前学習に取り組みましょう。
日々記録物を読む中で、学習量がその後の看護過程の分析に大きく影響すると感じています。
そのため、事前学習はかなり重要だと考えます。
まずは実習先に多い疾患の一般的な病態・症状・検査・治療・看護を学びましょう。
さらに、受け持ち患者様の症状・検査・治療・看護について詳しく学びましょう。
これにより、後の個別性のある看護につながると思います。
対策③ 必要な情報に着目するには事前学習の知識が大切
必要な情報を挙げる際に、「足りないと不安…」と必要以上に情報を挙げる学生さんが多い印象です。
その気持ちはよくわかります。
足りないよりは多いほうがいいのでは、と思いますよね。
しかし、何でもかんでも挙げればいいというわけではありません。
不要な情報に必要な情報が埋もれてしまうと、適切な分析ができません。
では、どうすればよいか?
ここで、対策②で挙げた事前学習が生きてきます。
事前学習でどの情報に着目したらよいかを学ぶことで、必要な情報をピックアップできます。
また、アセスメントの枠組みをしっかり理解していることも大切ですね。
対策④ 根拠が大切
分析する際には根拠となる情報を挙げ、基準値や正常値・正常な過程と比較することが大切です。
情報・基準値・学生さんの考え・正常であるか逸脱しているか、これをセットで書けるとよいです。
「根拠、根拠」と何度も言われて嫌になる学生さんも多いかと思います。
しかし、根拠を挙げることで次のような効果が考えられます。
- 効果的で安全なケアができる
- 個別性のある看護になる
- 適切な看護問題を導き出せる
- 具体策を立てる上で、一貫した内容になる
- 「なぜ?」と根拠をしっかり挙げて分析することで、患者さんやご家族にも丁寧に説明できる
- 看護師の専門性として必要なスキルである
まとめ
目新しい時短術などお伝えできなくてごめんなさい。
やはり、学習して知識を蓄えることが、遠回りのようで実は近道だと思います。
- 要項を読み込む
- 事前学習でアセスメントの視点を身につける
- 事前学習をもとに必要な情報に着目する
- 根拠は忘れずに
これから看護師になろうと思っている方、看護学生さんのお役に立てたら嬉しいです。
