【第⑥回】私が選んだ投資信託はオルカンとS&P500【ニッセイ4分散も試した体験談】

家計・資産運用

「結局、何を買えばいいの?」 投資を始めようとしたとき、一番悩むのが商品選びではないでしょうか。

今回は、実際に私が買っている投資信託と、選んだ理由を正直にお伝えします。

試行錯誤した体験談も含めてお話しますので、参考にしていただけると嬉しいです。


1. まずオルカンとS&P500とは?

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)

オルカンとは「全世界株式インデックスファンド」の愛称です。 日本を含む全世界の株式に分散投資できる投資信託です。 先進国・新興国合わせて約50カ国・3,000銘柄以上に投資できます。 「世界経済全体に投資する」イメージです。

S&P500(eMAXIS Slim 米国株式)

S&P500とは、米国を代表する500社の株価指数に連動する投資信託です。 アップル・マイクロソフト・アマゾンなど、世界を代表する企業が含まれます。 米国経済の成長に乗れる投資信託です。

2つの違いをざっくり比較

オルカンS&P500
投資対象全世界(約50カ国)米国のみ
分散度高い米国集中
リターンの傾向安定的高リターンの傾向
リスク比較的低め米国経済に左右される
向いている人とにかく分散したい方米国経済を信じる方

どちらが正解というわけではありません。 両方を組み合わせる方も多いです。


2. なぜこの2つを選んだのか

インデックス投資の根拠:ファクトフルネスとの出会い

インデックス投資を選んだ根拠のひとつに、「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」(ハンス・ロスリング著・日経BP)という本があります。 データや事実にもとづき世界を読み解くことを説いた本で、世界で300万部を超えるベストセラーです。

この本を読んで、「世界経済は長期的に見ると成長し続けている」という事実をデータで確認しました。 感情や思い込みではなく、事実に基づいて投資判断をすることの大切さを学んだ一冊です。 長期的に世界経済に投資し続けるインデックス投資の考え方と、ファクトフルネスの視点はとても相性が良いと感じています。

S&P500を選んだきっかけ

S&P500を選んだきっかけは、「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」(ジェイエル・コリンズ著・ダイヤモンド社)という本との出会いでした。 世界累計100万部を突破したロングセラーで、投資歴50年の著者が自身の娘に伝えた「お金に縛られない人生」を実現するためのシンプルな教えが書かれています。

本の中でS&P500(米国ではVTSAX)が強くすすめられており、実際に時価総額の大きさや構成銘柄も自分で調べた上で選びました。 本で学んだことを自分でも調べて納得した上で購入する。 この「自分で調べて選ぶ」姿勢が、投資を続ける上でとても大切だと感じています。

ニッセイ4分散との出会いは旧NISA時代

ニッセイ4分散は、旧NISAに関する書籍で知りました。 書籍で紹介されていた商品を実際に購入してみたことが、投資の第一歩になりました。 どんな商品でも、まず本で学んで試してみることが大切だと感じています。

シンプルで続けやすい

投資信託は数千種類あります。 その中からあれこれ選ぼうとすると、迷って動けなくなります。 オルカンとS&P500は、世界中の投資家から支持されている定番中の定番です。 シンプルな商品を選ぶことで、迷わず続けられます。

手数料(信託報酬)が低い

長期投資では手数料が積み重なって大きな差になります。 オルカンとS&P500はどちらも信託報酬が非常に低く、長期積立に向いています。

長期積立との相性が抜群

どちらもインデックスファンドのため、毎月コツコツ積み立てるだけでOKです。 自分で売り買いのタイミングを考える必要がなく、ほったらかしで続けられます。 忙しい看護師ママにはぴったりの投資方法です。


3. オルカンをメインにした理由

現在はオルカンをメインに積み立てています。

全世界に分散できる安心感

S&P500は米国経済が好調なときは強いですが、米国一国に集中するリスクもあります。 オルカンは全世界に分散されているため、どの国が好調でも恩恵を受けられます。 ファクトフルネスで学んだ「世界は長期的に成長している」という視点とも合致します。 「世界経済が成長し続ける」という前提に立てば、オルカン一本でも十分という考え方もあります。

初心者でも安心して持ち続けられる

株価が下がったときでも「全世界に投資しているから」という安心感があります。 心理的に落ち着いて持ち続けられることも、長期投資を続ける上で大切な要素です。


4. ニッセイ4分散を試した体験談

旧NISAの書籍で知り、投資を始めた頃に「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」を買っていた時期がありました。

ニッセイ4分散とはどんな投資信託か

国内株式・外国株式・国内債券・外国債券の4資産に均等(各25%)に分散投資する投資信託です。 株式だけでなく債券も含まれているため、値動きが緩やかなのが特徴です。

良かった点

債券が含まれている分、株式100%の投資信託と比べて値動きが穏やかです。 株価が大きく下落したときでも、債券がクッションになってくれます。 「投資が怖い」という方にとっては、精神的に安心して持ちやすい商品です。

オルカンに変えた理由

年齢的にまだ若く、リスクを取れると判断しました。 4分散は値動きが穏やかな分、長期的なリターンも株式100%と比べると控えめになる傾向があります。 「もっとシンプルに株式に集中した方が良い」と考え、オルカンに切り替えました。

今振り返って思うこと

ニッセイ4分散はダメな投資信託では全くありません。 ある程度資産形成が終わって、安定を求めるフェーズに入ったときには向いている商品だと今なら思います。 若いうちはリスクを取って株式メインで積み立て、資産が増えてきたら債券も組み合わせる。 そんなライフステージに合わせた切り替えを考えるきっかけになった経験でした。 試してみたからこそわかったことです。 経験として買ってみて良かったと思っています。


5. 初心者への投資信託の選び方

まず本で学ぶことをおすすめします

投資を始める前に、1〜2冊本を読むだけで不安がかなり和らぎます。 私が特におすすめしたい2冊はこちらです。

  • 「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」(ハンス・ロスリング著・日経BP) →世界経済が長期的に成長していることをデータで学べる
  • 「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」(ジェイエル・コリンズ著・ダイヤモンド社) →インデックス投資の考え方をシンプルに学べる

自分で学んで納得した上で投資を始めると、株価が下がっても慌てずに続けられます。

コスト(信託報酬)を確認する

投資信託を選ぶときは、まず信託報酬を確認しましょう。 年率0.1〜0.2%以下のものが低コストの目安です。 オルカンとS&P500はどちらもこの基準を満たしています。

シンプルな商品から始める

最初から複数の商品を組み合わせる必要はありません。 まずオルカン1本から始めるだけで十分です。 慣れてきたらS&P500を加えたり、自分なりにアレンジしていきましょう。

「続けられること」が最重要

どんなに良い投資信託でも、途中で売ってしまっては意味がありません。 自分が安心して持ち続けられる商品を選ぶことが、長期投資の一番のコツです。


まとめ

実際に私が選んだのはオルカンとS&P500の2本です。 ファクトフルネスで世界経済の成長を学び、書籍で各商品を知り、自分で調べて納得した上で選びました。 ニッセイ4分散を試した経験も、今の投資方針を決める上で大切な経験になっています。

まとめのポイント

  • インデックス投資の根拠はファクトフルネスで学んだ「世界経済の長期成長」
  • S&P500との出会いは「父が娘に伝える30の投資の教え」
  • ニッセイ4分散は旧NISA書籍で知り実際に購入・経験として良かった
  • オルカンは全世界分散・安心感が強み
  • 年齢が若くリスクがとれるならオルカンから始めるのがおすすめ
  • ライフステージに合わせて商品を見直してもOK

次回は、インデックス投資の「取り崩し問題」について詳しく解説します。 「老後に投資信託をどう使うか」という疑問にお答えします。

看護師ゆずです。
保健師・助産師・看護師の資格をもち、子育てをしながらFP3級・簿記3級を取得しました。

看護のこと、転職のこと、子育て、家計管理のこと。
経験してきたことをお伝えしていきたいと思っています。

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