引く手あまたと言われる看護職。でも、一度辞めると再就職は難しかった話
助産師・看護師として勤務経験を持ち、育休明けに正社員からフルタイムパートになり、その後専業主婦になりました。
子育て中にFP3級を独学で取得しました。
今回は、自身の体験を交えて再就職が難しかった理由を書いてみたいと思います。
育休明け、正社員からフルタイムパートへ【FP目線で振り返る】
育休明けのタイミングで、正社員から夜勤なしのフルタイムパートに変更してもらいました。
病院によって異なりますが、私の場合、夜勤手当だけでも月10万円以上変わりました。
またパートの場合、休んだ分はそのまま収入が減ります。
月収は半分以下になりました。
育休明けの復帰には、こんな落とし穴がありました。
- 少なくなったパート代から、正社員時代のお給料を基準に算定された社会保険料が天引き
- 欠勤があればさらに収入減
- 正社員時代の収入を基準に算定された高額な保育料
結果として、パート代は実質マイナスになっていました。
子どもは入園後度々熱を出し、何とか働いても手元にお金は残らないという現実。
泣きたくなりました。
いえ、時間とともに記憶が薄れていますが、多分泣いていました。
何のために苦しい思いをして働いているのかと。
同じ経験をされた方、いるのではないでしょうか?
あの頃の自分に戻れるなら、もっと早くFPの資格を取得して社会保険の仕組みをきちんと学んでおきたかったです。
社会保険や保育料、今だったら、もっとうまくやれると感じています。
でも、その悔しさがFP取得の原動力になったのかもしれません♪
徐々に好転していった
それに、何とか働いていたあの頃、最初はマイナスになってしまったお給料も、一年経つ頃には状況が変わってきました。
- 子どもの成長とともに休む回数が減り
- 育休明けのパート代をもとに社会保険料が算定された
- 保育料もパート代をもとに算定された
一年経つ頃には、少しずつ状況が好転していきました。
また、大変ではありましたが、働くことで細々とではありますがキャリアは積み上げられました。
そして、職場の同僚と話すことは、育児相談の場にもなり、心の支えになったという良い点もあります。
それでも専業主婦になった
それでも、子どもとの時間をもっと大切にしたいという気持ちは消えませんでした。
状況が好転しても、自分の中での優先順位は変わらなかったのかもしれません。
その後、専業主婦という選択をしました。
助産師として再就職を目指したときにぶち当たった壁
その後、もう一度働きたいと思ったときに壁にぶち当たりました。
産婦人科では「フルで働けるひと」「夜勤できるひと」を求められているのが現実です。 夜勤できることの重要性は十分理解しています。
現場経験から、深夜帯の分娩が多いため夜勤できる人材は貴重なのです。
子育てしながら働く上で、夜勤をするというのはハードルが高かったです。
頑張って取得した助産師免許ですが、お産に携わろうと思うと難しい部分がありました。
他に、自分で開業する道、地域で活動する道もあります。
ですが、地域の助産師の枠は働きやすい環境のためか長く続ける方も多く、募集自体も少ない現状があります。
子育てとの両立はサポートの有無が大きい
子育てしながらの夜勤は体力的にハードである上に、寝るときにママがいないことへの葛藤もありました。
保育園の送迎や食事、入浴、寝かしつけからの朝の送り出し。
パートナーや祖父母のサポートがないと中々難しいなと感じます。
以前の職場で「髪はママに縛ってほしい」と、同僚のお子さんが勤務先に訪れることがありました。
パパも祖父母のサポートがあっても「ママがいい」。
胸がギュッと締め付けられ、葛藤する出来事でした。
当事者はもっと葛藤していたことだと思います。
再就職が難しいのではなく、自分で選択しているのかもしれない
子どもや赤ちゃんが好きで助産師になりました。
そうなると、自分の子どもとの時間も大切なんです。
幸い働くことはパートナーが責任持って全うしてくれていますから、私は無理のない範囲での仕事、家計管理を頑張る方向で家族をサポートしています。
お産も授乳の援助も大切な仕事でしたし、また現場に戻りたいという気持ちもゼロではありません。
でも今は、目の前にいる大切な人たちとの時間を優先しているのかもしれません。
収入より優先させたいものがある、それでいい
夜勤を辞めたいという気持ちを抱くのは、一度や二度ではないと思います。
ただ、辞めた後の収入の変化は大きいです。
それでも、時は金なり。
収入よりも優先させたいものがあったのだと、自分の中では納得しています。
どんな選択も、自分が納得しているならそれが正解だと思います。
